文化庁と川崎市が陣屋門・稲荷社の現地調査に訪れました 11月8日(木)

爽やかな秋晴れとなった11月8日(木)
文化庁と川崎市、両機関の文化財課の皆さまが
陣屋門・稲荷社の現地調査に訪れました。

今年の初め、弊社原家の「陣屋門」は
国登録有形文化財(建造物)の登録に向けたお話を川崎市教育委員会より頂き、
陣屋門と併せて稲荷社の実測調査が4月末に実施されました。
(実測調査の様子は コチラ

今回は実測調査の資料を元に、
文化庁の担当者が史跡の実体を改めて確認することが主な目的です。

文化庁文化財課より3名、川崎市文化財課より3名が訪れ、
陣屋門、稲荷社それぞれの造りや特徴を確認していました。

当社の稲荷社は、神社建築様式のうちの「流造り(ながれづくり)」という造りに属し、
時代的な技術特徴を反映しており、丁寧で均整のとれた構造をしているとのこと。

側面や後方の造りはシンプルになっていますが、
前面は非常に細かく造りこまれており、
参拝者の目に留まりやすい箇所により手をかけたことが伺えるそうです。

陣屋門の造りは「薬医門(やくいもん)」という種類に属し、
柱を一般的には門柱の2本のみのところ、控柱として更に2本を設けています。

これにより屋根を大きく構えることができるため、
立派な造りになり、その家の格の高さを表わすものになるそうです。

また、陣屋門も稲荷社も全てケヤキで造られています。
ケヤキは重硬かつ非常に硬く木材としては大変重宝されますが、
その分加工も難しく、価格も高めです。

そのようなケヤキを全面的に使用しているということは、
それを扱える優秀な大工を雇ったり、その木材自体を仕入れることができる、
つまり「豊かな財力」の証拠であるとも言えるそうです。

ギャラリー見学

調査後、事務所エントランス横のギャラリー展示にも
非常に強い興味を示されていました。

最後に・・・

市街地化や再開発が進む武蔵小杉地域にあって、
昔ながらの景観を守り、市民にも親しまれている現状は
歴史的価値を高く評価できるとも仰っていました。

陣屋門、稲荷社の歴史的価値を、改めて実感するとともに、
専門的な知識を交えて造りや特徴を教えていただき、
大変勉強になりました。

皆さまも陣屋門、稲荷社の今後にご注目ください!