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GATE SQUARE 小杉陣屋町(以下「GS」)は
「この地の精神を継承する」というフィロソフィーの下、
賃貸・分譲が融合する一体型のレジデンスとして2015年に誕生しました。

竣工以来、建物は異なるもののGS全体でのコミュニティー作りや
両棟で統一性を持った物件管理に努めています。

先日は弊社が管理する賃貸棟(THE KAHALA 小杉陣屋町)の植栽整備について
紹介させていただきましたが、
今回、分譲棟(THE RESIDENCE 小杉陣屋町)においても
外周の植栽や景観を改善するための工事が行われましたので、
工事風景と完成後の記録と共にご紹介いたします。

 

工事風景

竣工から約5年を経過し、分譲棟側では昨年夏頃より植栽の一部に生育不良が見られる等、
ランドスケープ(景観)の点から新しい課題が生まれていました。

そこで、ランドスケープの在り方、また今後の管理面からも再検討した結果、
フィロソフィーである「この地の精神を継承」という原点に立ち返り、
物件として、街としての価値を高めるための改善工事が行われることになりました。

工事は4月中旬、約10日間をかけて実施されました。
エントランス周りを中心に植栽の植替えと整備、新しい景石の設置等、
様々な職人さんの手により丁寧に進められました。

 

工事後の植栽・景観

それでは、改善工事を終えた分譲棟をご覧ください!

まずは分譲棟の顔であるエントランス前です。
原家旧母屋があった頃から大切に受け継いできたシラカシやウメ、サルスベリ等を活かしながら
外周を囲むようにタマリュウ(常緑の多年草)を巡らし、
その他数種の植栽を高さと色彩を調整しながら配置しました。

館内のアートラウンジからはより外の景色が、
また外側からもガラスのアートが綺麗に見えるようになりました。
行き交う人々の目を和ませ、より一層寛ぎと癒しを感じられる空間となりました。

交差点にかかる角部分は既存樹のシラカシ等を活かしながら新しい植栽も取り入れ、
緑の濃淡が美しく映える景観となりました。

また、前方に新しく設置された瓦敷きと景石は
原家旧母屋で実際に使われていた屋根瓦と陣屋門前に設置していた石碑を
今回の工事にあたり原家より寄贈させていただいたもので、
この地の歴史を感じさせるデザインとして生まれ変わりました。

*石碑跡地には国登録有形文化財に登録された
陣屋門と稲荷社に関する解説看板が設置される予定です。

北側道路側の外周も、既存樹を活用しながら整備を進めました。

より生育環境に適し日々の剪定・管理がしやすいということで、
グランドカバーとして重宝されるタマリュウやフッキソウ、
初夏の過ぎると綺麗なピンク色の花を咲かせるサツキを中心に植えられています。

同じく北側道路の駐車場入口付近はこれまでの植栽の生育状況等を考慮した結果、
白色の砂利敷きに変更され、他の植栽部分とのメリハリもつきすっきりした装いになりました。

外観
植栽も含めたランドスケープが美しく生まれ変わり、
お陰様で住民の皆さまにも大変好評いただいています。

今回の工事を通して改めてGSの精神を振り返り、
単なる美観維持だけでなく、この地の精神や歴史を大切に継承するという姿勢を
日々の管理運営で実践してくことの重要性を再認識しました。

今後もGSでは賃貸・分譲の両レジデンスで
物件と街の価値を高める様々な取り組みを行っていければと思います。