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THE KAHALA小杉陣屋町からも程近い、中原街道の小杉陣屋町交差点の先から、西明寺、そして小杉十字路までの道は「カギの道」と呼ばれています。
その名が表す通り、道は直角にカーブしており珍しい形をしています。
この形状は、江戸時代に初代将軍 徳川家康から4代家綱までが別荘として利用した小杉御殿がこの地に所在したことに由来します。
家康は江戸城から駿河までの移動の際や、鷹狩の際にこちらの小杉御殿で休んだと言われています。
将軍の居場所を守るため、カギ状に大きくクランクしたこの道は、敵の移動を遅らせる防備に役立ったのです。
小杉御殿とカギの道の由来を紹介する「川崎歴史ガイド」中原街道ルートのパネルが武蔵中原観光協会の協力により新しくなりました。
パネルでは、かつての小杉村の名主 安藤家に残される御殿の様子を記した貴重な資料「小杉御殿見取絵図」とともに解説がなされており、すぐ近くにはこの地に小杉御殿があったことを記す石碑も建っています。
また、このパネルのすぐ先には、真言宗西明寺があります。
西明寺は、川崎七福神の1つの大黒天でもあり、年始から松の内まではご利益を求める多くの参拝者で賑わいます。
境内には、よく手入れされた美しい庭園が広がります。
新緑もまばゆいこの季節、是非散策なさってみてください。
【川崎歴史ガイド中原街道ルート 「小杉御殿とカギの道」紹介パネル】
住所:川崎市中原区小杉御殿町1-873-1付近