夏らしい日差しが照りつけていた7月8日(日)、
THE KAHALA小杉陣屋町1階ラウンジにて
GATE SQUARE 小杉陣屋町 文化講演会を開催しました。
普段はご入居者の憩いの場となっているラウンジですが、
この日は特設会場として椅子やパネルをご用意し、皆さまをお迎えしました。
まず、弊社社長 原正人よりご挨拶をさせていただきました。
今回も郷土史研究家の羽田 猛先生を迎え、
『多摩川の記憶~憩いや娯楽の場~』をテーマにお話しいただきました。
羽田先生は、川崎市公立学校長を定年退職後、
幸区、中原区等の地域史にまつわる研究活動を続けています。
羽田先生のお話に皆さま聞き入っている様子。
丸子の渡し場(丸子渡船場)周辺の歴史は実に多彩で、
渡し場という交通機関のひとつであっただけでなく、
川遊び、水遊びなど人々の遊び場として発展しました。
大正時代には丸子の渡し場付近に90軒ほどの集落が並び、
名物のなまずやアユの料理を出す料理旅館、大浴場・へちま風呂を擁した旅館、
最盛期には100人ほどを抱えた芸妓会館など、
昭和時代にかけて様々なお店で繁盛していたとのこと。
また、現在も受け継がれている多摩川花火大会や、
日本初の常設モーターサーキットが開設された「多摩川スピードハイウェイ」など、
人々の娯楽の場としても人気を博していたそうです。
羽田先生の著書『中原街道と武蔵小杉』の販売会と
サイン会も行われました。
講演後はご参加の皆さまとの交流会の場を設けさせていただきました。
お飲み物とお菓子をお持ちいただきながら、
楽しい歓談の時間を過ごされていました。
当日はお天気にも恵まれたので、中庭「KAHALAガーデン」も開放しました。
豊かな植栽や石のアートを存分に肌で感じていただけたのではないかと思います。
発展・開発の著しい武蔵小杉周辺ですが、今回の講演を通し、
豊かな自然や歴史が脈々と受け継がれていることや、
実は意外と知らなかった地域の歴史を知ることできたのではないでしょうか。
当日は大変お暑い中、ご参加いただきました皆さま
ありがとうございました。
今後も魅力あるイベントや情報を積極的に発信していきますので、
どうぞお楽しみに!
*タウンニュース中原区版(2018年7月13日号)に掲載されました。
WEB版でもご覧いただけます。(記事ページはコチラ)