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2019年2月2日(土)は「初午(はつうま)」です。

日本の暦では一日一日に干支(十二支)が割り当てられており、
2月に入って初めて迎える午(うま)の日のことを「初午」と言います。

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正月明けの1月も初子(はつね)、初寅(はつとら)と
それぞれ独自の年中行事や慣習がありますが、
何故「午」だけは2月なのか?気になる方も多いかと思います。

これには稲荷神社の総本宮である伏見稲荷大社(京都府)の創建が
大きく関わっています。

奈良時代の711年(和銅4年)、
創建者の秦伊呂具という人が餅で作った的に矢を射たところ、
白鳥となって伊奈利山(現在の伏見稲荷大社がある稲荷山のこと)に
飛んでいき、そこに稲が生えたとのこと。

これが2月最初の午の日に起きたことに由来し、また、
「稲が生る(いねがなる)」→「稲生(いねなり)」→「稲荷(いなり)」
という言葉が生まれ、五穀豊穣を願うお祭りとして広まりました。

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GATE SQUARE 小杉陣屋町の陣屋門プラザには、
原家の稲荷社があり、先祖代々
油揚げ、米、塩、酒、めざし、ミカンをお供えしています。

「お稲荷さん」と呼ばれるキツネは神様の使いで、
油揚げが好物であることが知られていますよね。
実際に稲荷寿司をお供えする地域、神社もあるそうです。

干支と方角・時刻

また、古来より干支は方角や時刻を表す際に用いられてきましたが、
図のように、午は南の方角で時刻も12時です。
太陽が最も高い時間帯で陽気も盛んであることから、
縁起も良く、午の刻(11~13時)にお参りするのもいいかもしれません。

全国さまざまな神社で初午のお祭りが行われますので、
この機会にぜひご近所の神社を訪れてみてはいかがでしょうか。