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『下流社会』(2005)などの著書で知られる三浦展氏の新著『娯楽する郊外』で
武蔵小杉が取り上げられました。
三浦氏は社会デザイン研究の第一人者であり、
社会問題やマーケティングの他、郊外や町に関する書籍も多数執筆しています。
今回は「娯楽」をキーワードに様々な郊外地区に着目し、
三浦氏が実際に地域を歩いて得られた資料なども交えながら
隠れた歴史と変化を辿る内容になっています。
武蔵小杉もそのひとつとして、
徳川家の御殿として栄えていた歴史や中原街道の賑わい、
また新丸子周辺の歴史等についても紹介されています。
実は南武線はより中原街道に近い場所に敷かれる予定だった、
中原街道は「こやし街道」とも呼ばれていた、
小杉陣屋町・御殿町は都市景観形成地区の指定を受けており建築色彩の基準が設けられている、
等々、地元の人でもなかなか知らない情報も満載です。
弊社原家も「中原街道沿いの名家」として言及されており、
かつての地図や写真等が掲載されています。
その他の地域と併せて郊外の知られざる歴史や変遷を楽しく学べますので、
是非ご覧になってみてください。
『娯楽する郊外』
著者:三浦 展 (みうら あつし)
発行所:柏書房株式会社
発行年:2019年5月10日