皆さんはホタルを見たことはありますか?
「ホタル」と聞くと、綺麗な水辺に住んでいて
都会ではなかなか見られないと思われがちですが、
実は中原区には毎年5月末頃にホタルを鑑賞できる恒例イベントがあるのです
「ヒカリノモリへ」と題されたホタル鑑賞会は、
「中原区市民健康の森を育てる会」が主催で、
森の中の小川にホタルを放流し、その様子を鑑賞することができます。
夏の風物詩としてのイメージが強いホタルですが、
実は最も馴染みのあるゲンジボタルが成虫になるのは
5月下旬から6月下旬頃と夏の少し前。
今回放流されるのもゲンジボタルというわけです。
二十四節気を更に細かく分けた七十二候にも、6月中旬を表す
「腐草為蛍(くされたるくさ ほたるとなる)」という時期があります。
「草の中から蛍が舞い、光を放ち始める頃」という意味で、
暑さに蒸されて腐った草から蛍が生じると捉えていたのだろうと推測されます。
「ホタル」は優しい自然の光を放ちますが、
これは体内の発光組織で起きた化学反応が体外に出されたもので、
光を放ちはしますが熱は持ちません。
またホタルの光は敵への警告や仲間とのコミュニケーション、
とりわけオスがメスにアピールする、つまりラブコールの役目もあります。
中原区の自然を感じつつ、幻想的な光を眺められる素敵な機会ですので、
趣ある夜を楽しみたい方はぜひ足をお運びください。
ヒカリノモリへ
*詳細はHP等でもご確認ください。
主催:中原区市民健康の森を育てる会ほたる班『ヒカリノモリへ』
日時:2019年5月31日(金)~6月2日(日) 19:00~21:00
場所:中原区市民健康の森
(神奈川県川崎市中原区井田2-32)
<アクセス>
・東急各線「元住吉駅」から市バス「井田病院行き」(川66)
・JR南武線「武蔵新城駅」から市バス「井田病院行き」(川68)
・JR、東急各線「武蔵小杉駅」より市バス「井田病院行き」(杉01、02)
⇒いずれも「中原老人福祉センター入口」で下車