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暦の上では立春が過ぎましたが、関東地方は寒い日が続いていますね。
厳しい寒さの中、GATE SQAURE 小杉陣屋町(以下”GS”)の陣屋門プラザでは
春の訪れが近づいていることを感じられる梅や桃の花が咲き始めています。
御神木の近くの植え込みでは、鮮やかに紅白に色づいた梅が顔をのぞかせています。
この梅は GS プロジェクトが進んでいた約 8年程前に
敷地にあった母家の鉢植えから移植した樹木です。
小ぶりながら毎年鮮やかな花弁を見せてくれるようになりました。
かつて原家ではお正月を迎えるにあたり、梅の盆栽を取寄せる慣習があり、
こうして凛とした梅の開花が目に留まると
当時の生活や思い出がよみがえり、感慨深いものがあります。
稲荷社横の桃も可愛らしい白い花を咲かせています。
GS プロジェクトに伴い、原家の敷地内にあった数々の植栽のうち
柿や枇杷など一部は残念ながら移植することが叶いませんでしたが、
この桃の木は最後の 1 本を大切に残すことができ、
稲荷社に訪れる人々を静かに見守り続けています。
こちらは先月行われた植栽整備の際、
原家旧母屋の瓦をアーティスティックな仕切りに活用した一角です。
目を惹く紅色の葉を茂らせたオタフクナンテンのすぐそばには
ジンチョウゲの濃いピンク色の蕾が見られます。
この「花芽」と言われる時期(冬の約3か月)を忍耐強く過ごし、
やがて春を迎えると淡いピンク色の花を咲かせます。
夏のくちなし、秋の金木犀と合わせて三大香木と称されるほど香り高い花なので、
暖かい風に乗って漂う香りが今から楽しみです。
植栽が豊富な陣屋プラザは四季を感じられる場所が数多くありますので、
折々の美しさを間近に楽しんでいただければと思います。