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暦の上では立春が過ぎましたが、関東地方は寒い日が続いていますね。
厳しい寒さの中、GATE SQAURE 小杉陣屋町(以下”GS”)の陣屋門プラザでは
春の訪れが近づいていることを感じられる梅や桃の花が咲き始めています。

陣屋門プラザの梅

陣屋門プラザの梅

御神木の近くの植え込みでは、鮮やかに紅白に色づいた梅が顔をのぞかせています。

この梅は GS プロジェクトが進んでいた約 8年程前に
敷地にあった母家の鉢植えから移植した樹木です。
小ぶりながら毎年鮮やかな花弁を見せてくれるようになりました。

かつて原家ではお正月を迎えるにあたり、梅の盆栽を取寄せる慣習があり、
こうして凛とした梅の開花が目に留まると
当時の生活や思い出がよみがえり、感慨深いものがあります。

稲荷社横の桃も可愛らしい白い花を咲かせています。

GS プロジェクトに伴い、原家の敷地内にあった数々の植栽のうち
柿や枇杷など一部は残念ながら移植することが叶いませんでしたが、
この桃の木は最後の 1 本を大切に残すことができ、
稲荷社に訪れる人々を静かに見守り続けています。

こちらは先月行われた植栽整備の際、
原家旧母屋の瓦をアーティスティックな仕切りに活用した一角です。

目を惹く紅色の葉を茂らせたオタフクナンテンのすぐそばには
ジンチョウゲの濃いピンク色の蕾が見られます。

この「花芽」と言われる時期(冬の約3か月)を忍耐強く過ごし、
やがて春を迎えると淡いピンク色の花を咲かせます。

夏のくちなし、秋の金木犀と合わせて三大香木と称されるほど香り高い花なので、
暖かい風に乗って漂う香りが今から楽しみです。

植栽が豊富な陣屋プラザは四季を感じられる場所が数多くありますので、
折々の美しさを間近に楽しんでいただければと思います。


2月に入って初めて迎える午の日のことを「初午」と言い、
2022年は2月10日(木)が初午となります。

GATE SQUARE 小杉陣屋町の陣屋門プラザには
原家が先祖代々大切に守ってきた稲荷社があります。

毎年、神様の使いとされるキツネの好物である油揚げをはじめ
メザシ、米、塩、お酒、ミカン等をお供えしており、
大切な年中行事の1つとして受け継がれています。

昔は子どもたちが太鼓を持って稲荷社のある家々を回り
稲荷寿司やお団子などをふるまう風習があったそうで、
かつては原家でもお参りに来た子どもたちにお菓子やお面を配り、
太鼓の音と子どもたちの元気な声で賑やかだったと伝えられています。

稲荷寿司
初午のお供えとして最もポピュラーなのは油揚げ。
地域、神社によってはそれを使った稲荷寿司をお供えします。

ちなみに、稲荷寿司は関東と関西で形や具材が違うとご存知でしたか?
関東は四角(俵型)で具材は酢飯のみ、ゴマ等、シンプルなものが多く、
関西は三角でニンジンやシイタケ等、いわゆる「五目」が入るのが基本です。

この機会にご近所や故郷ならではの風習に触れてみてはいかがでしょうか。


THE KAHALA 小杉陣屋町には中原街道から北側に向かう道路に面するように
「KAHALA小路」という歩道を設けています。

ご入居者様を始め、登下校のお子様、散策を楽しまれる方等、日々多くの方が行き交い、
夜は行灯と植栽に巡らせたイルミネーションの優しい光が足元を照らします。

駐車場周辺

駐車場周辺

このKAHALA小路に面した入居者駐車場について
入出庫の際に通行者が見えづらいとご相談を頂いておりました。

通学路でお子様の通行が多い場所でもあることも鑑み、
地域の安全性向上のためにカーブミラーの設置を考案し、本日完了いたしました!

映る範囲を確認し、角度を微調整しました。

カーブミラー近景
枠や板の色は一般的なオレンジではなく
物件と周辺の景観に配慮しブラウンを採用しました。

カーブミラー1基といえども、街の美観・景観まで考えて検討するのが
原マネージメントのこだわりです。

ドライバー、ご通行の皆様がお互いに安全確認しやすくなりますので
事故防止に役立ていただければと思います。

今後も地域の安心・安全に貢献できるよう取り組んでまいります。

カーブミラー遠景


THE KAHALA小杉陣屋町の南側共用廊下は1階から 5 階が吹抜けになっており、
吹抜けと中庭の木々の緑に囲まれた「フライング廊下」は
その名のとおり廊下が空中に浮いているような感覚で、四季の移り変わりを楽しめます。

2階廊下

2階廊下

今回、このフライング廊下の基礎である1階の坪庭で
植栽整備と新たなオブジェの設置を行いました。

 

第1段階:竹の植替え、シュロチク植樹(2021年11月)

これまで1階の坪庭には3階に達するほどの高さの竹を植えていましたが、
場所により日当たりや風通しの差があり、一部に枯れが見られるようになっていたため、
生育状態の良い竹は大切に残し、より生育環境に適する「シュロチク」へ植替えました。

シュロチクはヤシ科の植物で、寒さに強く屋外でも育てやすいのが特徴です。
艶のある濃い緑色の葉をつけることから別名「緑の宝石」とも称されます。

また高さが1.5~2.0mと人の目線に近いため
廊下を行き交う皆様の目に自然と入りやすいことも決め手の1つでした。

 

第2段階:瓦と犬矢来の設置(2022年1月)

シュロチクが根付いた頃、瓦と犬矢来の設置が行われました。
瓦は原家の旧母屋で実際に使われていたもので、
お隣のTHE RESIDENCE 小杉陣屋町エントランス前植栽整備の際にも活用されています。
(当時の整備の様子はコチラ

まず、坪庭手前側の土を瓦がしっかり埋まる深さ(約50cm)まで掘ります。
この作業だけで半日以上を費やし、その深さに思わず驚いてしまいました。

そこに瓦を並べながら1/3程度の高さまで土を入れて固定します。

実際に並べてみると想定していたサイズとはどうしても多少のズレが発生するものですが、
そこは造園のプロ、その場で瓦の一部を見た目に影響しない範囲でカットする等、
微調整を重ねながら整然と並べていきます。

その後更に土を入れ、その上に砂利、小石、大きい石を並べて整えます。

犬矢来(いぬやらい)

犬矢来(いぬやらい)

そして最後は「犬矢来(いぬやらい)」の登場です。
京都の町屋等で見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。

美しい街並みの景観を演出する一方で、実用的で生活に根差した面もあります。
「犬をやらう(追い払う)」がその語源で、元来は犬の放尿除けを目的に作られた柵です。
他にも雨や泥はねの防止、道路と家の敷地の境界線の役目等があります。

今回は残した竹と、シックで落ち着いた物件の雰囲気ともマッチするよう
竹製で小型のものを組み合わせました。

坪庭と1階廊下の様子

坪庭と1階廊下の様子

原マネージメントでは
「良いものは大切に残し、受け継いできたものを活用する」という
SDGsにも通ずる精神の下、物件の価値向上の取組みに励んでいます。

今回の植栽整備やアート空間の創出もその1つ。
代表原を含め施工・造園会社の方と何度も綿密な打合せと現地での確認を重ね、
単に造り替えるのではなく、竹や瓦を再活用した形で実現しました。

竹を再活用した仕切り

竹を再活用した仕切り

今回撤去された竹のうち、状態の良い部分もDIYが得意な管理員さんの手によって
1階廊下と中庭の境目に置いている仕切りの部品に生まれ変わりました!

歴史や想いを大切に受け継ぎ生まれ変わった空間の魅力を
感じていただければと思います。


原マネージメントのギャラリーでは
ご入居者様や地域の皆さまへ
街の歴史やイベント等の情報発信をしております。

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直近は全国有数の街道である「中原街道」が展示テーマでしたが
この度川崎の歴史や生活に深く根付く「多摩川」をテーマにしました。

川崎市と東京都の共通した地名に見られる「暴れ川」の影響、
かつて数十万人が楽しんだという丸子多摩川花火大会、
オートレースが開催されたスピードウェイ跡等、
「多摩川」に関する歴史・逸話を紹介しています。

また、地元住民に古くから親しまれている名所フォトの展示を始めました。
一年を通じて四季折々の風景をご紹介してまいります。

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古地図ボード右隣には代表 原が再開発に携わった
Kosugi 3rd Avenueのコーナーを設けており、
イベント情報等を発信しております。

1/15(土)にはホットヨガスタジオの「LAVA」がOPEN。
LAVA初のカフェスペースがあり、プロテインスムージーを頂くことができます。

プログラムもスタンダードなものから、暗闇ヨガ等、一味違ったものもあるとのことなので、
極めたい方から初挑戦の方まで幅広く楽しめると思います。
是非こちらもご注目ください。

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年明けから寒さが一層厳しくなってきましたが、
ギャラリー周りはお天気に恵まれると爽やかな青空がいっぱいに広がり
豊かで逞しい植栽のエネルギーも感じます。

四季の移ろいと共に、街の歴史・魅力を楽しんでいただければ幸いです。


「等々力緑地」は川崎市中原区にある総合公園で
川崎フロンターレのホームスタジアムを始め様々な運動施設、公園、釣り場等を有し、
多種多様な市民の憩い・集いの場を提供しています。

今回、等々力緑地の多彩な魅力に触れられるイベント
「PARK &」が3日限定で開催されます。

等々力緑地は多摩川に隣接し、豊かな緑に囲まれた自然あふれる空間です。

これまでも緑地内の整備は段階的に進められてきましたが、
施設の老朽化、武蔵小杉駅周辺の再開発の進行、
また昨今の台風被害等を受けた防災面強化の必要性の高まり等、
施設を取り巻く環境が大きく変化してきました。

これに伴い、都市機能の強化と魅力溢れる街づくりを一層進めるべく
2020年に川崎市で再編整備事業の取組み方針が策定され、
この取組みの実証実験として今回のイベントが開催されることとなりました。

市と民間企業とが協力し、コロナ禍によって生まれた新しい価値観
「ワーケーション」「マイクロツーリズム」等を実現する場として
下記6つのテーマの下で多彩な活動が企画されています。

(1) WORK
  …陸上競技場内のVIP席等で仕事や勉強ができます
(2) ENTERTAINMENT
  …演奏、ダンス、大道芸、キッズチア等、多彩なパフォーマンスが楽しめます
(3) EAT
  …様々なジャンルのフードトラックが集まり美味しい食事が楽しめます
(4) HEALTH
  …等々力競技場の芝生の上でヨガレッスンを受けられます
(5) SPORTS
  …サッカー教室、フリースローチャレンジ等、楽しくスポーツに触れられます
(6) MORE
  …他にも球場内での野外映画上映、世界各国の遊具を使った遊び体験等
   大人も子供も楽しめる催しが目白押しです

*事前に予約・申請が必要なアクティビティもありますので
ご興味のある方はお早めにご確認ください。

弊社エントランス前にチラシを設置しております ご自由にお取りください

弊社エントランス前にチラシを設置しております
ご自由にお取りください

本イベントでは来場者に再編整備に向けて期待・希望する調査も行い、
今後の再編整備計画の参考になるそうです。

整備が進み、ますます機能と魅力が高まっていく等々力緑地
今後どのように生まれ変わるのか楽しみですね。

PARK &
*詳細は公式HP、SNS、チラシでもご確認ください。
主催:川崎市
日程:1月14日(金)~16日(日)
会場:等々力緑地
   東急東横線「新丸子」駅から徒歩15分
   JR南武線線「武蔵中原」駅から徒歩17分
   JR南武線・東急線「武蔵小杉」駅よりバス15分「市営等々力グランド入口」下車

会場MAP

会場MAP


弊社の年末年始休業につきましてご案内いたします。

2021年12月26日(日)より2022年1月3日(月)まで
休業とさせていただきます。

休業中はご迷惑をお掛けすることもあるかと存じますが
何卒ご理解の程、お願い申し上げます。


1936(昭和11)年に日本そしてアジア初の常設サーキットとして
多摩川河川敷に誕生した「多摩川スピードウェイ」

かつてその跡地には全長300mに及ぶコンクリート製の観客席が
産業・文化の遺構として残されていました。

地図

当時は1周1,200mのコースが整備され、
そのメインスタンド横に堤防の斜面を利用した観客席が設けられました。
長さは300m以上に及び、3万人もの観客を収容したといいます。

第1回全日本自動車競走大会の様子

第1回全日本自動車競走大会の様子

1928(昭和13)年まで計4回の自走者レースが開催され、
第1回大会には本田技研工業の創業者・本田宗一郎もドライバーとして参加、
驚異的なスピードを出したという有名なエピソードが残っています。

また1967(昭和42)年まで続いた丸子多摩川花火大会の際にも多くの観客で賑わったと言い、
以降も多摩川の遺構、憩いの場として地域住民に親しまれていました。

■2021年10月撮影

しかし、昨今の台風の影響を受けて周辺の堤防強化工事が行われることが決定。
当初はこの階段も全て撤去の方向で話が進んでいたようです。

そのような中、同施設の歴史を伝える「多摩川スピードウェイの会」は
国交省に計画見直しの申し入れを行う等保存に向けて熱心に活動を続け、
その結果、観客席の一部と記念プレートは無事に移設保存されることとなりました。

10月に撮影に赴いた際は階段や周辺の景色を眺めたり撮影する方の姿も多く、
解体間近の遺構を惜しむ人々の想いが伝わってくるようでした。

■2021年12月撮影

11月から階段の解体・撤去が着手され、2022年3月末に完了予定とのこと。

その姿が失われてしまったことは大変惜しまれますが、
当時の人々の熱狂する様子やここで紡がれてきた歴史、
そしてそれらを遺そうと取り組んできた人々の情熱に想いを馳せながら
工事終了までの経過を見守りたいと思います。

<参考>
・羽田猛(2015)『中原街道と武蔵小杉〜写真で綴る周辺の今昔~』
・多摩川スピードウェイの会 公式Facebook


週刊ポスト 2021/12/24号

週刊ポスト 2021/12/24号

今回イラストが掲載された『ふらっと「歴史建物」探訪』は
東京を中心に歴史的に価値のある建築物や街を
イラストレーター モリノブユキ氏によるイラストで紹介するコーナーです。

2013年に連載開始、本誌で369回目を迎え
単なる散歩ガイドではなく、建物やそこで営まれてきた人々の暮らしを
独自の目線で切り取り、個性的なイラストで描いています。

原家の陣屋門と稲荷社はかつてこの地にあった母屋と同じく明治時代に建てられ
門はGATE SQUARE 小杉陣屋町のシンボルとして
稲荷社は原家や地域を見守ってきた大切な存在として
今もその姿を残しています。
(母屋は現在日本民家園に移築・復原)

2つの建造物は歴史的建造物としての価値だけでなく
地域の風致、景観の面でも活用されている点が評価され
2019年12月に国登録有形文化財に登録されました。
(文化財登録に関する詳細は コチラ

取材に来ていただいた皆さまは事前に日本民家園の旧母屋の方もご覧になったそうで
「本当に立派な建物で驚きました」と仰っていました。

写真とは違った魅力も感じられる記事となっておりますので
是非皆さまもご覧になってみてください。


原マネージメントが管理する物件は賃貸としては希少なペット飼育が可能で、
特にドッグフレンドリーなマンションとして
多くのペットオーナーの方にお住まいいただいています。

今回はドッグオーナーの皆さまに耳寄りな情報を紹介させていただきます。

今回、弊社のオフィスドッグ親子ニキとノアが
紅葉の映える陣屋門プラザで「出張トリミングサービス」を体験しました

車内は正にトリミング用の仕様になっており、
奥の洗い場スペースでシャンプーをした後、手前左の台座でトリミングをします。
犬種にもよりますが、所要時間は1頭あたり2-3時間、
複数頭を連続でお願いすることもできるとのこと。

使っているシャンプーはオーガニックで
皮膚への刺激が少ないだけでなく、目に染みにくい等
ワンちゃんに優しいものを使っているそうです。

トリミングを終えたノア

トリミングを終えたノア

皮膚が弱いノアのため、バリカンを使わず全てハサミでカットしました。
また、シャワーはぬるめのお湯を使い、ドライヤーも冷風で
丁寧に優しくケアしていただき、赤みも出ずさっぱりした様子です。

今回お世話になったONE’S Pの荻野さん
トリミング一筋18年、トリミング専門学校の講師や店舗勤務を経て独立、
移動型サロンを始めて5年程になります。

実店舗ではどうしても範囲が限定的で、
通うのが難しくなってしまった飼い主・ワンちゃんと
いつの間にかお別れしてしまうことも多かったそう。

そこで、自分がお世話をしてきたワンちゃんを最期までケアしてあげたい!
という強い思いを実現すべく、このスタイルを始めたそうです。

小回りのきく車両で場所に縛られないことは勿論、
何よりワンちゃんにとってストレスが少ないことが移動型の特長で、
送迎による車酔いや他のワンちゃんとの同乗、飼い主と長時間離れること無く
完全個室の静かな環境でケアを受けられるのが魅力です。

ご自身もシュナウザーを飼われているそうで、
伺ったお話の節々からワンちゃんへの愛と情熱を感じました。

WEBやSNSをしていないため、紹介のみで受付けをされています。
KAHALA物件にお住まいでご興味のある方は
是非事務所までお問い合わせください。