4月を迎え、春の陽気が心地よい季節となりました。
川崎駅周辺の春の恒例イベント
「かわさきアジアンフェスタ」「アジア交流音楽祭」が
今年も同時開催予定です。
川崎は中国、韓国・朝鮮を中心に、アジア各国の文化が共生しています。
その特徴を活かし、地元の商店街や商業施設など、
川崎駅周辺の各地で様々なイベントが催されます。
豪華賞品が当たるスタンプラリーや、
アジアンテイストを味わえる屋台村の出店など、
楽しいイベントが盛りだくさん!
お子様向けの遊戯コーナーも設置されますので、
ご家族皆さんで楽しんでいただけます。
「日韓友情年2005」の記念事業の一つとして開催され、
以来毎年開催されている音楽イベントです。
アジア諸国の民族音楽・舞踊のほか、
日本の歌手や楽器もたくさん出てきますので、
「音楽」からアジアの世界に浸れそうですね。
いずれもアジア諸国の文化に楽しく触れられるイベントですので、
ぜひ足をお運びください。
「かわさきアジアンフェスタ」オフィシャルサイト
「アジア交流音楽祭2019」オフィシャルサイト
・日程:2019年4月13日(土)・14日(日)
・場所:川崎駅周辺
*詳細・スケジュール等はオフィシャルサイトでご確認ください。
五街道のうち、江戸徳川家が最も重視した東海道。
その街道の宿場の一つ「川崎宿」は来る2023年に設立400年を迎えます。
これを記念して、川崎区の稲毛公園を会場に
「東海道川崎宿2023まつり」が開催されます。
東海道の始まりは江戸時代目前の1601(慶長6)年。
将軍のお膝元である江戸と天皇の御所がある京都を結び、
様々な人や物が行き交った重要な街道でした。
日本橋を起点とし、宿場の1番目が品川宿(東京都品川区)、
2番目に川崎宿(川崎市川崎区)、3番目に神奈川宿(横浜市神奈川区)
と続きます。
もともと品川宿と神奈川宿の間に宿場はなかったのですが、
両宿場間の距離が往復10里(約39km)と大変長く、
この伝馬負担を軽減するため1623(元和9)年に「川崎宿」が設置されました。
最初は新宿(しんしゅく)・砂子(いさご)の2町から始まり、
その後、久根崎(くねざき)・小土呂(ことろ)町を加え、
4つの村で構成されていました。
最盛期には72軒もの旅籠が立ち並び、特に名高い「万年屋(まんねんや)」には
幕末に米大使タウンゼント・ハリス、明治初期に和宮親子内親王が泊まるなど、
旅人のみならず要人の宿場としても活気を見せていました。
時代の移り変わりとともに伝馬・飛脚も廃止され、
鉄道や地区の整理を経て宿場町としての姿は消しましたが、
現在も交通の要所「川崎駅」として存在感を放っています。
本イベントを主催する「東海道川崎宿2023」は
東海道川崎宿の歴史や文化を活かしたまちづくりを進める市民団体で、
行政と協働で様々なイベント、プロジェクトを進めています。
今回はその一環として、宿場町の歴史や文化、
江戸時代の暮らしに触れられる「まつり」が開催されます!
出店やフリーマーケット、ステージ企画、体験コーナー等もあります。
ご興味のある方は是非足をお運びください!
◇三角おむすびコンテスト
三角おむすび発祥の地と言われる川崎宿にあやかり、
事前審査で選ばれし2作品を1パックで販売します。
・投票券付200パック限定
・当日プレゼントが当たる抽選券付
*おむすびレシピコンテストの詳細はコチラ
◇ミニ歴史ガイドツアー(事前申込制)
東海道川崎宿の歴史を辿るミニガイドツアーです。
・時間 ①10:30~ ②14:00~
・定員 各回20名
・申込 3/1~3/18の間に川崎区役所まちづくり推進係へ連絡
*詳細はHP、チラシ等でご確認ください。
*定員に空きがある場合のみ当日受付有
◇体験
・麦わら細工絵はがき作成
・着物の着付け
・お抹茶体験 ・紙相撲
ほか
◇ステージパフォーマンス
・太鼓(オープニング) ・マジックショー
・おむすび音頭 ・大正琴
・お江戸日本橋体操
ほか
◇出店
・甘酒 ・豚汁 ・和菓子 ・綿菓子
・東海道BEER ・宿場納豆
・市内産野菜 ・竹小僧の配布(数に限りあり)
ほか
東海道川崎宿2023まつり
日時:2019年4月7日(日)10:00~15:00
場所:稲毛公園(川崎市川崎区宮本町7-8)
<アクセス> JR川崎駅徒歩10分/京急川崎駅徒歩8分
*雨天決行(フリーマーケットなど一部を除く)
*詳細はHP等でもご確認ください。
先日ニュースリリースでも紹介させていただきました
“Kosugi 3rd Avenue”の組合事務局が主催するイベント
「Kosugi 3rd Avenue BAKERY LIVING」
東急東横沿線の名だたるパン屋さんが武蔵小杉に集結し、
パンの販売やワークショップなどの楽しいイベントが2日間に渡って開催されました。
今回はイベントの様子をレポートしましたのでお知らせします♪
*“Kosugi 3rd Avenue”とは・・・?
当社社長 原が事業推進理事として携わっている小杉3丁目の再開発事業で、
「住居・商業・公共公益」が一体となった複合施設が2020年に竣工予定です。
(詳細は コチラ)
少しお天気が心配された週末でしたが、
小杉3丁目通りを覗いてみると・・・
通りにはおいしいパンを求める方で溢れていました!
開始から早い時間帯で完売になったり、フル稼働で追加製造するなど、
熱気と人気に押されてパン屋さんたちも嬉しい悲鳴を上げていました。
どのお店に寄ろうか、どのパンを買おうか、迷ってしまいますね・・・。
甘い系からおかず系、パンと併せて食べると美味しいアイテムなど、
魅力的な商品が所狭しと並びます。
この長い行列は・・・!?
13時から販売開始の「ぱん工場 寛」さんの食パンを求め、
12時半頃には到着を心待ちにするお客さんの列が早くもできていました。
ちなみに、寛さんは2日間ともこのイベントの為に
お店のある都立大学から自転車を一生懸命漕いでパンを運んでいただいたそうです。
購入出来た方はとてもラッキーですね!
当日はLABO CAFÉに購入したパンの持ち込みが可能となり、
美味しいドリンクと併せて各店のパンを楽しむ方の姿が多く見られました。
イベントの目玉の1つであるミステリトートは
その日出店しているお店の一押しのパンセットが入っており、
先着50個が2日間とも開始1時間で完売するという人気ぶり!
トートバッグは単体でも販売されており、こちらも人気を集めていました。
トートバッグには裏表に「ぱん工場 寛」さんの店名ロゴと、
今回のイベント名Kosugi 3rd Avenueのロゴがあしらわれています。
気になる中身(2日目バージョン)は・・・
大行列になるほど人気だった「ぱん工場 寛」さんの食パンを始め、
クロワッサンや焼き菓子等、バラエティーに富んだラインナップです。
お品書きと、Kosugi 3rd Avenueのパンフレットも入っていました。
パンそのものだけでなく、パンに関するワークショップも行われ
お子様連れを中心にとても賑わっていました。
リビングスペースでは木を使った積み木で遊んだり、イスで寛いだり、
皆さんが楽しく時間を過ごしている様子が伝わってきます。
こちらには大人気のフォトスポットを発見!
パンのクッションや台詞ボードもあり、たくさんの人が記念撮影をしていました。
これはSNS映えしそうですね♪
イベントに併せて設置された標識とランプ、ゴミ箱は黒を基調としたシックなデザイン。
のぼりは小型ながらシンプルで、いずれもセンスが光るアイテムでした。
昨年10月の第1回目に引き続き、第2回目の今回も
Kosugi 3rd Avenue LIVINGのイベントは大盛況でした。
パンが好きな方が非常に多いことにも驚きましたが、
今回のイベントをきっかけにKosugi 3rd Avenueを知ったり、
武蔵小杉に訪れてみたという方も多くいらっしゃったようです。
これからも様々な機会を通して交流や憩いの場として活気づき、
魅力的で住む人に愛される街が創られていくのではないかと思います。
今後もどのようなイベントが企画・開催されるか注目です!
KAHALA2にはエントランスを入ってすぐのパブリックラウンジと
中原街道側に面したプライベートラウンジの2つのラウンジがあります。
この度、より快適で心地よい場へのグレードアップを図り
プライベートラウンジをリニューアルしました♪
KAHALA2のイメージに合ったディスプレイをオーナーが自らハワイで仕入れ、
アレンジを加えたり展示方法を工夫しながら設置しました。
設営の様子
壁に飾る額装は配色や位置を入念に確認してから取付作業を行います。
水平かつ均等に飾るため、レーザータイプの水平器を使用します。
職人さんの技術や道具に驚きです。
その他のオブジェも大きさ、見え方等を考慮し、
位置や組み合わせを細かく調整していきます。
こちらもプロならではのセンスが光ります。
リニューアル後
読書やパソコンを使ったお仕事等に最適なテーブルスペースの壁にはハワイアンキルトを、
中原街道沿いの壁の一部にはサーブボードのディスプレイを額装で飾りました。
天秤にはココナツの実と葉を置いていますが、
何と実の方はフェイクでなくドライ加工された本物です!
大きな鏡を飾っている棚のスペースは白サンゴ等、
ハワイを感じさせる植物のディスプレイを設置しました。
両隣の棚にはハワイの自然や風景、文化などを学べる書籍を新しく展示していますので、
是非お手に取ってご覧になってみてください。
※読書はラウンジスペースでのみ可能です。
居室へのお持ち帰り、持ち出し等はご遠慮ください。
駐輪・駐車場へと続く風除室の壁にも
ラウンジより1周り大きいサイズの額装でキルトを飾りました。
お通りの際ぜひご覧になってみてください。
実は、テーブルスペース脇と鏡の棚の壁紙は
先月末一足先に白からヤシの葉柄に替わっていたのです。
お気付きでしたでしょうか?
今回新しく設置されたディスプレイと上手くマッチし
ラウンジを彩るのに一役買ってくれています。
新しくなったラウンジはよりハワイの雰囲気を感じられるようになり、
快適でオシャレなリゾートリビングに生まれ変わりました。
ご入居者様のくつろぎの場やゲストをお迎えする場としてぜひご活用ください。
今後も皆さまにとって快適で上質な空間の創出を目指してまいります。
美しい梅や桃を目にする機会の多い2月、3月でしたが、
いよいよ桜の季節が近づいてまいりました。
日本民家園では恒例となりました春のライトアップが今年も開催されます。
「夜の民家園~古民家と桜のライトアップ~」
・日程:2019年3月30日(土)・31日(日)
・時間:9:30~20:00(最終入園19:45) ※日没は18時頃
・場所:宿場・信越の村エリア
*提灯の貸出し17:00頃~20:00、先着100名、雨天中止
*桜の開花状況によっては夜桜をお楽しみいただけない場合もあります。
*当日は混雑が予想されるため、
三脚などの撮影機材、イーゼル、椅子、レジャーシートなどは終日使用できません。
古民家と桜の幻想的な姿は勿論、
むかし話を聞いたり、夜なべ仕事の実演を見たり、
伝統文化を楽しめるイベントも企画されています。
更に今年は当社原家が会場の古民家カフェや、
廻り灯篭の公開、団子屋の延長営業など、
夜ならではの趣を味わえる催しも予定されています。
◇夜の古民家カフェ
日時:3月30日(土)・31日(日) 15:00~19:30
*ラストオーダー 19:00
場所:旧原家
◇桜の壺花撮影スポット
日時:3月30日(土) 17:00~
3月31日(日) 終日
場所:信越の村エリア(予定)
◇万華鏡のむかし話
日時:3月30日(土) 18:00~18:30
場所:旧佐々木家
*先着50名
◇夜なべ仕事の実演
わら・竹細工の製作実演や、糸紡ぎの実演を行います。
日時:3月30日(土)・31(日) 17:00~19:45
場所:旧江向家ほか
◇床上公開
ボランティアが囲炉裏に火を入れている古民家は、
床上に上がって室内の見学が可能です。
日時:3月30日(土)・31(日) 15:30~19:45頃
場所:宿場、信越の村エリアの古民家
日本民家園
(神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-1)
<アクセス>
鉄道
・小田急線「向ヶ丘遊園駅」南口から徒歩13分
・JR南武線「登戸駅」生田緑地口から徒歩25分
バス
・小田急線「向ヶ丘遊園駅」南口バスターミナルより
川崎市バス【溝19】おし沼経由「溝口駅南口」行き乗車
⇒「生田緑地入口」下車、徒歩3分
・南武線「武蔵溝ノ口駅」、東急田園都市線「溝ノ口駅」南口バスロータリーより
川崎市バス【溝19】「生田緑地入口」経由「向丘遊園駅南口」行き乗車
⇒「生田緑地入口」下車、徒歩3分
『Pen』は毎号異なるテーマを取り上げるカルチャー・ライフスタイル誌で、
デザイン、アート、ファッション、食、旅、建築など多岐に渡ります。
2015年9月号には当時竣工を迎えていた
弊社の管理物件「GATE SQUARE 小杉陣屋町」が掲載されたこともあります。
(掲載情報は コチラ)
この度、『Pen』4月号に
当社社長 原が事業推進理事として携わっている“Kosugi 3rd Avenue”に関する記事が
原と音楽評論家・ラジオDJ ピーター・バラカン氏の対談の様子と併せて掲載されました。
対談は“Kosugi 3rd Avenue”の組合事務局が運営する
Kosugi 3rd Avenue LABO CAFÉで行われました。
プロジェクトの概要、コンセプト、込めた想いなど、
今後注目のプロジェクトについて紹介されていますので、
是非お手に取ってご覧になってみてください。
『Pen』2019年4月1日号(3月15日発売)
(掲載ページp156-157)
THE KAHALA 小杉陣屋町のライブラリーにも収蔵していますので、
是非ご一読ください。
先日は春一番が吹き、温かい日も増えて
ますます春の訪れを強く感じられるようになりました。
春は異動、就職、進学等で人の移動が多くなる時期ですが、
多くの方が通勤・通学の便、周辺環境など、
様々な要素を考えてどこに住むかを決めると思います。
この度、「武蔵小杉」は
リクルート住まいカンパニーが毎年発表している
「住みたい街ランキング2019 関東版」において
見事第9位になりました!
(住みたい街ランキング2019詳細は コチラ からご覧いただけます)
武蔵小杉は2014年に9位になって以来、6年連続トップ10入りを続けています。
街のトレンドも日々変化していく中で人気を維持しているということは、
交通や生活など様々な面で充実していることが伺えます。
その人気を表すかのように、
神奈川県が2月28日に発表した昨年1年間の人工統計調査の結果によると、
自然増(出生数が死亡数を上回ること)だった市町村は川崎市のみ。
人口増加数が最も多かったのは川崎市中原区で、4128人の増加を記録したそうです。
中原区の人口増について、記事では
県統計センターの担当者は「再開発でマンションが増え、
若い世代が多く入ってきたことで、出生数の増加につながっている」とみている。
と言及されています。
人口減少が叫ばれる現代においてこの動きは大変珍しく、
魅力的な街に人が移り住んでいることが分かります。
特に武蔵小杉では、当社社長 原が事業推進理事を務めるKosugi 3rd Avenueを始め、
今後も駅周辺の再開発・整備が進められる予定です。
武蔵小杉、中原区がどのように発展していくのか、
今後も楽しみですね。
当社社長 原が事業推進理事として携わっている
小杉3丁目の再開発事業 “Kosugi 3rd Avenue”
その組合事務局では、 建設地に隣接する“Kosugi 3rd Avenue LABO”で
定期的にワークショップや工作体験等のイベントを開催したり、
普段はカフェで美味しいコーヒーやスイーツを提供する等、
小杉を訪れる人々の交流、憩い、出会いの場となっています。
今回、武蔵小杉周辺を始めとする東急線沿いの人気パン屋が
このLABO周辺に一堂に会するイベント
「Kosugi 3rd Avenue BAKERY LIVING」が開催されます!
そもそも「Kosugi 3rd Avenue LIVING」とは・・・
「Smileでいこう」をテーマに、世代を超えてごきげんになれる
「地域のえんがわ活動」を志し開催されている地域活性化プロジェクトです。
昨年の秋に第1回目を開催。
小杉の一大イベントコスギフェスタと同日に実施された催しは大盛況でした。
(第1回目の詳細はコチラ)
第2回目の今回はますます人気を博しているパン業界に注目!
渋谷~横浜の東横線沿線で話題のパン屋さんが武蔵小杉に集い、
店舗オリジナルのパンやイベント限定のパンも出品されます。
パンが大好きな方は勿論ですが、
気になってはいたけどなかなか行く機会がなかった、
行ったことはあるけどまた行ってみたいと思っていた、
という方にも是非オススメです♪
また、当日は美味しいパンが味わえるだけでなく、
パンのある生活をより楽しめるグッツ販売やワークショップも開催予定です。
◇オリジナルトート
出店者イチオシのパンセットをオリジナルトートに入れて販売します。
「ぱん工房 寛」の看板文字でデザインされたのが特徴です。
価格:3,500円
*各日先着50名
◇木のスプーン/バターナイフづくり
優しい木の素材を活かし、
スプーンやバターナイフを作るワークショップです。
3/30(土)
①11:00〜12:00/木のスプーンづくり
②14:00〜15:00/木のバターナイフづくり
3/31(日)
①11:00〜12:00/木のバターナイフづくり
②14:00〜15:00/木のスプーンづくり
参加費:1,000円
◇子どものパン屋さん体験
お子様がパン屋さんになれる体験プログラムです。
両日 ①10:00〜12:00 ②13:00〜15:00
参加費;無料
定員:各日8組
「Kosugi 3rd Avenue LIVING」は
「リビング」のようなくつろぎの空間を創る
「ストリートリビング」というコンセプトに基づいています。
このような「道」を活かしたイベントは
欧米などでも注目され盛んに行われているそうです。
来年の竣工に向けてますます盛り上がりを見せるKosugi 3rd Aveune
楽しい春の思い出作りに是非お出かけしてみてください♪
Kosugi 3rd Avenue BAKERY LIVING
主催:小杉町3丁目東地区市街地再開発組合(HPはコチラ)
日時:2019年3月30日(土)~31日(日)
10:00~16:00 *商品がなくなり次第終了
場所:小杉3丁目通り
(川崎市中原区小杉町3丁目600番)
*雨天決行予定
*詳細はHP等でもご確認ください。
「なかはら歴史と緑の散策マップ」は
中原区と市民の協働による「なかはら20年構想委員会」が作成したもので、
中原区内の散策ルートを紹介しています。
初版が作成されたのは2006年。
また、二ヶ領用水竣工400年となる2010年度には4年ぶりの新版が発行され、
中原区内の各駅に地図や案内が掲示されています。
今回は武蔵小杉や新丸子、等々力地区を中心とした
「歴史の道探訪 中原街道コース」を実際に辿ってみましたので、
主なスポットの写真と併せてご紹介します。
(詳細なマップは コチラ もご参照ください)
新丸子駅の改札を出て左、東口のローソン前の柱に大きな地図があります。
これが「なかはら歴史と緑の散策マップ」です。
東急新丸子駅をスタート地点とし、多摩川方面の丸子の渡しを経由してから
JR武蔵中原駅に辿り着くまでの、計4,160mの道のりです。
中原街道沿いには多くの散策スポットが並んでいますが、
原家陣屋門もその1つとして紹介されています。
それでは新丸子駅から出発です!
丸子の渡し
昭和初期に丸子橋が造られるまでは
川を渡る唯一の交通機関として渡し船が使われていました。
松原・青木根集落跡
丸子の渡し場付近にあった集落の跡地です。
現在は整備が進み、特に週末はサッカーやゴルフなど
老若男女問わず屋外スポーツを楽しむ人で溢れています。
原家陣屋門
弊社原家の旧母屋が造られた時からあるこの表門は当時の面影を今に残しており、
その名の通り「陣屋門(じんやもん)」の呼び名で親しまれています。
総ケヤキ造りの悠然とした佇まいはGATE SQUARE小杉陣屋町のシンボルであり、
入居者や近所にお住まいの方が門を通って行き来をする姿がよく見られます。
昨年は川崎市より国登録有形文化財のお話を頂き、
専門家の視察が来るなど歴史的価値も注目されています。
(大野教授調査の様子は コチラ/文化庁・川崎市の視察の様子は コチラ)
名主家長屋門
安藤家は小田原北条氏に仕えた旧家で、江戸時代より代々この地で名主を務めてきました。
長屋門は平屋建てのケヤキ造りで、19世紀中期~後期の建築と推定されています。
豪華で力強い意匠や豊富な飾り金具などが高い評価を受け、
2012年(平成24年)に川崎市の重要歴史記念物に指定されました。
御主殿稲荷、陣屋稲荷、御蔵稲荷
徳川二代将軍秀忠は、父家康が平塚の中原に御殿を建てたことに倣い、
ここ小杉の地に将軍家の送迎や鷹狩の際の休憩、宿泊に使う御殿を建てました。
後に東海道が主街道になると御殿は廃止されましたが、当時の面影を残すように
今でも住宅街にひっそりと稲荷社が佇んでいます。
西明寺
徳川家が鷹狩の休憩所として寄ったこともあるというお寺で、
緑豊かな参道と荘厳な本堂が見所です。
川崎七福神の一つでもあります。
カギの道
将軍をはじめとする幕府要人が小杉御殿に宿泊することから、
敵の侵入を防ぐ曲がりくねったカギ状の道が造られました。
西明寺の参道前で左に直角に曲がり、その先で右に直角に曲がる形状となっています。
つけぎ屋の供養塔
鈴木家という旧家のお店「附木屋(つけぎや)」の近くにある供養塔です。
土台には「東江戸、西中原」と刻まれています。
油屋の庚申塔
この呼び名は古くから「油屋」の屋号を持つ小林家の角にあったことに由来します。
「東江戸道 西大山道 南大師道」と刻字された「庚申様」が祀られています。
小杉十字路
明治30年以降に中原街道と府中街道と交差する場所となり、
付近には料理屋、旅館、劇場、床屋、医院などが集まって活気を見せていました。
一時期は乗り合馬車(後に乗り合自動車)の停留所があり、
現在も同名のバス停があることから交通の要所であったことが伺えます。
泉澤寺
もとも世田谷・烏山にあった領主吉良氏の菩提寺が消失した後、
現在の地に再建されたのがこの泉澤寺です。
本堂、四天立像、阿弥陀如来立像、泉澤寺文書が市重要文化財に指定されており、
歴史的、建築的に高い評価を受けています。
旧中原村役場跡
橘樹郡の6ヶ村(上丸子・小杉・宮内・上小田中・下小田中・新城)が
1889年に合併して「中原村」が誕生、その村役場があった場所です。
村の名前は勿論「中原街道」から取られたものです。
石像群
武蔵中原駅近くになると、神地の石塔(写真左)のほか
いくつかの石像が街道沿いに建てられています。
現在でも献花や供物が絶えないところを見ると、
昔からの民衆信仰が受け継がれているのを感じます。
この後、遂にゴールのJR中原駅に到着しました!
今回は各所の写真を撮ったりゆっくり見学しながら散策をしたので、
目安の所要時間が52分のところ、2時間近くかかりました…。
先日NHKの番組『ブラタモリ』にて「武蔵小杉」が特集されていましたが、
番組内で訪れていた「カギの道」や「つけぎ屋の供養塔」などもコース上にあり、
歴史や当時の人々の営みを知れる興味深い場所ばかりでした。
なかはら歴史と緑の散策マップには、今回辿った以外にも
多摩川沿いや緑道などテーマに合わせたコースが紹介されています。
春の暖かさが近づきお出かけ日和も増えてきましたので、
中原区の歴史や自然に触れながら是非散策を楽しんでみてください♪
◆散策中の風景写真
- 丸子橋
- 多摩川を渡る東急線
- KAHALA2(当社管理物件)
- 原家陣屋門前の碑
- 石橋醤油店
- 西明寺の桃の花
- 小杉御殿跡の表示
- 二ヶ領用水
- 石像群付近の歩道